本年度より、公益社団法人 福井県理学療法士会会長に就任いたしました小澤 純一です。当会は来年に創立５０周年、そして公益社団法人として１０周年を迎えます。この節目の年に、歴史ある本会の代表を任せていただく重責を力に変えて前進していきたいと思います。
福井県理学療法士会は、理学療法士という国家資格を有する専門職による職能団体です。人は立ち、歩き、生活を営んでいます。病気や怪我、または年齢により体の動きが変調を起こし、上手く動けなくなった場合、私たち理学療法士は運動や温熱・電気などの物理的な手段でその機能の回復を図ります。多くの会員は、医療や福祉の分野で患者さまや利用者さまの思いに向かいながら仕事していますが、それだけに留まることなく、士会の様々な活動を通じて会員同士が連携して県民の健康と幸福に寄り添って活動しています。
団塊の世代が75歳以上となる2025年を間近に控え、団塊ジュニア世代が65歳を迎えて高齢者人口がピークを迎える2040年頃に向けて、その力量が問われることになります。こどもからご高齢の方まで、また医療や福祉分野だけでなく保健・予防や産業の分野まで、専門職としての視座を広く持って活動を進めて参ります。
これからも、多くの先輩方が築いてこられた道筋をしっかりと受け継ぎ、皆さまと力を一つにしながら士会を発展させていきたいと思います。今後とも、当会の活動に対して、より一層のご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
公益社団法人 福井県理学療法士会
代表理事小澤 純一
